弥三郎は感激の味

旅先での楽しみは、その土地ならではのお酒や料理。初日は地酒の品ぞろえが多い日本食居酒屋さんへ。おいしかったけれど、店主を始め喫煙率が高かったので減点。
2日目は、駅から車で5分の繁華街にある宿天然温泉 岩木桜の湯 ドーミーイン弘前をセレクト。2008年5月開業という新しさと、屋上に温泉と露天風呂があるのが決め手!食べるお店がすぐ近いというのもポイント高し。
さてこの日、満を持して選んだお店は「弥三郎」。おいしさに感激したので、紹介しよう。

津軽路 弥三郎
青森県弘前市大字鍛冶町23-2 TEL 0172-36-6196
日曜休 16:00〜22:00 
ガイドブック「まっぷる青森」でも紹介されている。太田氏のエッセイにもちらりと登場。
青森 2009―十和田・奥入瀬・弘前 (マップルマガジン 東北 5)ニッポン居酒屋放浪記 立志編 (新潮文庫)

お店に入ると、右手に6席ほどのカウンター。それ以外は個室のお座敷。2名で行ったら、4人用のお座敷を薦められたけれど、カウンターを所望。
この店は、一人で訪れても大満足間違いなし。その理由は、

  • カウンター席がある
  • おまかせ料理(3000円)で10品の郷土料理がコースで楽しめる。
  • オリジナルの日本酒(黒石市の酒蔵)が、お燗1合400円、300mlの純米吟醸1120円と手頃。

しかも、嬉しいことに「お二人だったら、おまかせを1人分頼んで、他の食べ物を追加したらいいですよ」と女将がアドバイスしてくれた。おまかせだったら必ず2人分オーダーするものだ、と思いこんでいたので感激!

お通し(すりおろした長いもとウニ)を口にした瞬間に、「この店は美味しい!」と確信。出てくる料理に期待が高まる!

では、この日のおまかせ10品をご紹介。

牡蠣の酢の物 紅葉おろしで

しじみの醤油漬け。台湾版だとニンニクと唐辛子を効かせた料理「きゃむらー」という。

ぶりこ。魚から産み落とされた卵。漁師が海から拾ってくるという。とっても固くて、ガムを噛むようにして中身だけ食べ、外側の殻は取り出す。初めてたべたわ〜!

刺身盛り合わせ。生タコ、イカなると巻き、貝、白身

毛ガニの焼き物。カニミソに一工夫、サクっと香ばしい仕上がり。

本日の煮物は、子持ちイカ。野菜の煮物が付いている!

本日の焼き物から選んだのは、ニシンの付け焼き。この日は銀鱈、カレイも焼き物の候補だった。

茶碗蒸しは甘めの味付け。

ご飯ものは、にぎり寿司4カン。これにお吸い物が出て〆。

さらに追加した物は、

鮭のハラス焼き

ほや酢の物

二人で瓶ビールを1本、オリジナルの純米吟醸300mlを1本、ぬる燗を3本頼んで、9000円弱。
もう、大満足!!
ただ一つの心残りは「じゃっぱ汁」が「今日はできないんですよ」といわれたことだな。材料が手に入らない日もあるというので、運が悪かった。
幸い、カウンターには他のお客さんが入らなかったので、タバコの問題もナシ。
おいしかったなあ〜。
ちなみに、カウンター席からはテレビが見られる。この日は「WBCの日本韓国戦」があるから、テレビをつけてるんですよ〜、と女将。日本快勝で、いい夜となった。