雪残る青森へ

仕事をどうにか一段落させて、2泊3日の青森出張へ出発。最寄り駅に車を置いて、大宮を目指す。大宮から東北新幹線「はやて」で八戸へ。津軽に乗り継ぎ、青森駅に着いたのは12:32。新幹線+宿のパックは、乗る電車が指定されていて変更できない。そこがちょっと不便だけれど、リーズナブルな価格設定にはホントに助かる!(詳細下記)旅行計画は早めに立てるのが吉。

青森で途中下車して、バスに乗り換え「青森県立美術館」を目指す。

カメラをぶら下げた若い女性や、デートで来たカップル、ワイワイと仲間を集めて車でやってきた大学生風など、お客さん多数。県内では、津軽を写した「小島一郎」の展示はかなり注目度が高い様子。

入館してみて、美術館の「箱」の大きさにまず驚く。贅沢に空間を使って、巨大な作品の展示も可能。企画展としても相当のボリュームがないと映えない。もちろん、今回の展示はそれだけの展示数と奥ゆきを感じる作りで、好感が持てる。
その作品のほとんどはモノクローム。それが北国の寒さを端的に表現している。特に人物や農作業を撮影した写真が力強くてよい。わざわざ見に来た甲斐があった!
館内の展示には、津軽の人の農作業の服装が展示されていた。私の目を惹いたのは、わらで作った帽子「バオリ」。この帽子の形は、釣りキチ三平を連想させる!ホントの処はどうなんだろうか。

せっかく来たのだからと、今回は常設展も見ることに。弘前出身だという奈良美智の作品もあった。館内で唯一写真撮影OKとなっている「あおもり犬」も彼の作品だ。

棟方志功や、マティスの版画、シャガールのバレエ舞台背景画なども良いのだが、ハッ、としたのが、鈴木理策の「〜青森県立美術館を巡る旅」という写真作品。
 そうそう、彼の作品は、「熊野、雪、桜」2007年・写真美術館で見たことがあった。二度目に目にすると「あっ、あの人」とわかるものだなあ。こういう「つながり」を感じていくことが、美術鑑賞の楽しみのひとつでもある。

美術館を堪能し、鈍行列車に乗って弘前へ移動。ツアーで予約していた「ベストウエスタンホテルニューシティ弘前」は開業一周年を迎える新しいホテル。ピカピカのお部屋とあか抜けたレストランでのゴージャスな朝食、旅の疲れが癒された!繁華街からは離れているけれど、駅は目の前。いいホテル!幸先いいぞ〜!

グランシャリオツアーズ 03-3365-6134 (9-18時年中無休)
都市型フリーパック弘前
http://www.gct.co.jp/dom/train/tohoku/aomori/jr_hirosaki_free06.html
ベストウェスタンホテルニューシティ弘前」利用(2名1室)1人 27,900円
[注]申し込みは出発日の5日前15:00迄
参考価格:新幹線利用大宮-弘前・片道16,890円(往復33780)、JAL羽田-青森・片道20,200円(往復40,400)