大野神社の送神祭

4月11日(日)、地元の「大野神社」で無形民族文化財に指定されている春祭りが行われた。
この神社では、春に「送神祭」(4月2週目の日曜日)が、夏には「ささら獅子舞」の奉納が行われる。
ときがわに住むようになり、隣組(いわば町内会)に加入したのと同時に、大野神社の氏子となった我が家。数年周期で回ってくる「お祭り当番」では、お赤飯の炊き出しに協力した。
今年は当番の仕事からはなれて、気楽に見物できる立場。
週末は、実家の父母と東京に住む妹を、お祭り見物に呼び出した。

春の送神祭の目的は、疫病を払うこと。昔、疫病がはやって子どもがたくさん死んでしまったため、疫病神を村から追い出すために行われていた。竹ざおと和紙で「悪魔送神祭」「大野神社御祭禮」と書いた小旗を作る。疫病神を神輿に乗せて村の境まで運び、刀で突いて追い払う。昔は小旗は川に流し、下流の人々が竹を再利用したそうだ。

春祭りは、午後2時からがピーク。
奉納した小旗を掲げて神社から村の境まで約2kmの道を練り歩く。歩くのは畑や民家の間を抜ける細い旧道だ。

ときがわでは、桜の開花が都心より1週間ほど遅い。いつも春祭りの時期は花がいっぱいなのだ。桃、桜、ミツバツツジレンギョウにヤマブキ。山がいっせいに色づき、心が躍る。



日曜日はよく晴れてポカポカ陽気。いい運動になって、家族一同は大満足。


ときがわは、これからが一番いい季節。
来週は、女4人が集って、食べて飲んで語り明かす「天文台女祭り」が控えている。
3人は、初めてのときがわ訪問。喜んでくれるかな。

関連情報
- 埼玉県ときがわ町 - 民俗文化財

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100409-00000093-mailo-l11