2008年の初詣「車城 福安宮」

2007年は「屏東に始まり、屏東に終わる」一年であった。1月は合否通知にヤキモキし、3・4月は屏東県に滞在。帰国後は旅の本を書きたくて奔走。12月には作家9名による「南台湾・屏東で暮らした9人のまなざし展」を実施!

そしてさらに。

12/28〜01/08までの間、ダーリンと一緒に、また屏東を訪れている私なのである。

今回の「いい話」は、初詣。
1月1日より1泊2日で、墾丁方面に旅行に出た私たち。
屏東市内からバスで恒春まで行き、そこからレンタルバイクに乗り換え、墾丁のお手頃ホテルに泊まって、恒春半島をざっと観光した。ここで私は、恒春から約8km北にある「車城・福安宮」を訪れることに成功した。

というのも、私は2ヶ月間の滞在中、このカミサマで「下下」というおみくじを引いてしまったのである。日本で言えば「大凶」よ。年内に本の企画が通らなかったのも、これのせいではないかと思うほど、私の心に暗い影を落としていた「下下」なのよ。
だから、もう一度この場所に来て、ちゃ〜んとカミサマにお金を捧げて(神様に奉納する、紙でできたお金がある。これを燃やして神様に届けると、同じだけ、いやその何倍もの現実のお金が手に入る、と考えられている)おみくじをひいて2008年を占おう、と思ったわけ。

彼はバイクの後部座席からぶーたれていたけど、聞こえないフリ。土地カンがある私が運転していたので、なかば強引に行き先を決定。「紙のお金を燃やす塔があってね、紙のお金がババババ〜って吸い込まれて面白いの!」と説得する。


福安宮の金[火廬](ジンルー)外観 / 紙のお金が吸い込まれていく!


お金を燃やす塔というのは、金[火廬](ジンルー)と言う。たいていのカミサマのところにあるが、福安宮のはとても立派。そして、換気口を工夫することで入り口に置いた紙束が、自動的にパラパラと吸い込まれて燃えるようになっているのだ。はじめて見たとき、あまりに興味深くて目が離せなかった。

今回は、自分でお金をおさめて、お供えセットを入手。長くて大きいお線香6本ほどと、お供え用の干菓子、紙のお金がセットになっているのだ。お線香に火をつけて、お参りをして。名前と住所を名乗って願いを唱えて、いよいよおみくじ!


今度は「上吉」が出た〜!
ふふふ。これはお供え効果? それとも私に運が向いてきたってこと?
今年は、願いが叶うという知らせ?
いずれにせよ、頑張ろう!



福安宮の説明はこちら
http://d.hatena.ne.jp/hani820/20080109