最高!夕焼けディナー

日曜日の郊外行きは大成功。そこで、月曜日は市内バスの1日チケット(5ユーロ)を買って、近郊を巡ってみることにした。
午前中は、12番のバスの終点「ミケランジェロ広場」へ。ここからは、フィレンツェの街並みが一望できる。

広場にほど近い「サン・ミニアート・アル・モンテ教会」も見応え十分。写真に撮るなら夕陽の頃がちょうどいい場所に建っている。
坂を下りてヴェルヴェデーレ要塞をくぐり、ボーボリ庭園(入場料10ユーロに涙)へ。庭園内のおみやげ屋さん付近に、人なつこい猫がいて、ベンチに座った私の膝の上に乗ってのどゴロゴロ。わあ〜幸せ。美人の妊婦猫に入場料のダメージを和らげてもらった。
昼は、中央市場内のトラットリアで、白インゲンと魚介のマリネ、オリーブとチーズ入りのグリーンサラダ、トマトとバジルソースのペンネ。あまりに暑くてビールを頼んだけれど、4ユーロのビールと、2.5ユーロのスプマンテだったら、後者を選ぶべきだったなあ〜。ビールはサッパリ系の水代わりテイストで、わざわざ高いお金を払って飲むカンジじゃないのよね。

午後は、7番のバスの終点「フィエーゾレ(fiesole)」へ。ここはフィレンツェ市街から北に8km、標高300mの町。非常に景色の良い教会「サン・フランチェスコ教会」や、美術館、考古学博物館などがある。それにつけてもこの町は坂が多くて上り下りは大変だけど、絶景。きっと夕陽もキレイだろう、と、展望のよい公園のベンチで過ごす。
しかも、その公園の間近に素敵なリストランテがあるのだ。夏場なので、テラス席がある。夕陽に輝くフィレンツェ市街を見下ろしながら食事ができる!
18時の開店と同時に駆けつけると、気が早すぎたのかウェイターさんたちもまだ私服。用意ができるまで、ゆっくりメニューを解読することに。「ちょっと待たせてしまうから、その間これをどうぞ」とプロセッコのグラスがサービスされる。にくいね!

だいぶ気温が涼しく感じるので、やっと土地の赤ワインを試す気になった。ウェイターさんのおすすめの中から、比較的お手頃価格のものをセレクト(写真)。

これがめっちゃおいしい! 鼻孔をくすぐる主張の強い香り、土っぽい風味、凝縮された果実味、味わいは濃いのに、意外に軽いタンニン。中国茶聞香杯のように、グラスにいったんワインを注ぎ、それをカラにして、香りだけを確かめさせてくれる。こんなの初めて!
ロケーションだけでなく、料理の味も盛りつけも最高! 人生の素晴らしい思い出になったお店。生きてて良かった…… しみじみ。
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  • ランチ1300〜1500頃、 ディナー1900〜
  • 予算(ユーロ) ワイン20〜 コペルト3、前菜・パスタ9〜10、付け合わせ野菜5、メイン15〜20。

La Reggia degli Etruschi
Via S.Francesco, 18
Fiesole (Firenze)
Ph./Fax +39 055 59385