ローカルワインに大発見

ウィーンには数回旅しており、食事の度に「この地の白ワインはおいしいな〜」と思っていたのだが、どういうわけかその「ブドウ品種」についてチェックしていなかった。今回は旅の資料でブドウの名前が「Gruner veiltlener(グリューナー フェルトリーナー)」であることを理解した。これ、重要な情報。カフェやレストランにはいって、飲みたいものを注文できるって大事なことだもん。
しかもクレムスはこのワインの産地でもある。この日の夜は、ドナウ川クルーズの後、デュルンシュタインのホイリゲ(新酒を飲ませる居酒屋)で、この店のグリューナーフェルトリーナーを、思う存分満喫。このワインは香りは芳醇、甘みと酸味がどっちも強く、ボディがあって肉と合わせても負けない。キリリと冷やしてあるのに色っぽく、何を食べるのにもマッチしている。素晴らしい〜。

 ところで、昼間のカフェでよく見かける、ワイングラスにたっぷり入った水っぽい飲み物は「スプリッツァー」ということがわかった。今回試してみて、その爽やかな味わいに納得。地元産のグリューナーフェルトリーナーと、炭酸水を半々の割合で混ぜる。すると、ワインの強さが押さえられて、暑い日中に酔っぱらう心配なく、グイグイ飲めるのだ。ビールとは違う、フルーツの爽やかさが楽しめる飲み物。
5月に旅していたときは、ボディのある濁りビール「ヴァイスビアー」(写真)がお気に入りだった(いや、もちろん今回も飲んでいる)が、残暑の残る9月初旬の昼間に飲むなら「スプリッツァー」という感じ! なるほど〜。


そういえば、平日になってスーパーがオープンしたので、くだんの1.5リットルのミネラルウォーターを買ってみた。なんと1本0.69ユーロ。同じ商品が、半分以下。たしかにコンビニでは冷えた状態で売ってたし、スーパーのは常温だけど。ここまで価格差があると思わなかったので、しみじみしてしまった。スーパー万歳!(こちらでポピュラーな生鮮食料品チェーン店は「SPAR」や「BILLA」。