BADEN街歩き

時差の関係で5時に起床。
BADENの朝の空気はひんやり。オーストリアはすでに秋の始まり。会議の準備にやってきたメーカーの担当者いわく「Summer is Over」。

この温泉保養地には、ツーリストが気軽に立ち寄れる温泉施設が二つある。
ひとつは、Romertermebaden(レーマーテルメバーデン)という屋内プール施設。

もうひとつは、人工海浜をもつ野外温泉プール、Thermal strandbad。野外というだけあって、営業は期間限定、5〜9月中旬。本来ならば、今はまだ営業期間内のはず。しかし、いくら温水プールとはいえこの気温では唇が紫になることは必至。いくなら屋内タイプか。いやまて、今滞在中のホテルには、滞在客ならば無料で使える温泉プールがある。まずはここから試してみるのが妥当というもの。
幸い、街中を散策中に水着を売っている店を発見、かなり手ごろなお値段で相方の水着を入手できた。ああ、よかった。

ふりかえれば、海外旅行中に温泉を訪ねたことが何回かある。
景色のよさに感激したのが、目の前に山を望むスイスの温泉地、ロイカーバード。
泉質のよさがうれしいのは、温泉天国の台湾。体があたたまる新北投温泉、プールが楽しい南部の四重渓温泉、肌がすべすべになる泥温泉の関子嶺温泉。

父母のがん療養生活に取り入れたいのは「温泉」。日本での温泉研究もいいけれど、海外転地療養としての温泉も検討している私なのである。フライト時間の長さを考えたら、父母にとって一番魅力なのは、台湾での温泉めぐり、という結論になりそうだ。