台湾でお茶と温泉、そしてめがね?

何度も台北に足を運ぶうちに、市内だけでなく郊外に興味がわいてくる。今回はいつもより長めの滞在なので、温泉なんかどうだろう…と考えていると、台北在住のHさんに案内してもらえることになった。
「僕はMRT木柵線の木柵駅そばに住んでるんですよ。この辺にはいいお茶屋さんもあるし、猫空を見に来ませんか?」願ってもないお話。大喜びで木柵駅へ。
この日は新路線の試運転があって木柵線は運休、だけど代わりに免費(免除する費用、つまり無料)のバスが出ていた。

車で迎えに来てくれたHさんと、まずはお茶屋さんへ。衝撃的にうまい「文山包種」の新茶を2種類、半斤ずつ購入。

つづいて深抗。ここは臭豆腐が有名な町。

鴨の血を固めたものと豆腐の辛い鍋、今が旬のタケノコを賞味。はおつー!

おお、露天で売られている野菜の中に、レンブを発見。よく見るとこのレンブは縦長。これは黒金剛という品種らしい。*1
「台湾でめがねを作ったら、日本よりも安いでしょうか?」めがねをかけているHさんに聞いてみる。ソウルで作ったときも安かったけど、今私は日本で5000円、7500円、1万円の3プライスショップでつくっている。しかし、いつもの店では「日光で色が変わるレンズ」の取り扱いがないのだ。いったいいくらで作れるだろうか。
Hさんに通訳をお願いして、学生向けの安そうなお店で価格を調べた。

日光で色が変わるレンズ「全視線調光×色片」。(×は日本にない漢字)
価格は左右2枚の定価。ここから割引となる。

  • 依視路(台湾のブランド)」5500元
  • ニコン 7500元
  • スタンダードな色はブルーグレーで、度数が低い場合は在庫有り、1日仕上げ可能。。茶色系が好みの場合は1000〜2000元ほど高く、取り寄せで4日必要。
  • フレームの価格帯:2440元(ここから3〜5割引)
  • この店では5000元以内でつくれそうだった。屏東に移動してから、あっちのお店でも探してみるつもり。屏東には長く滞在するから4日仕上げでも受け取り可能なのだ。

つづいて猫空へ。現在、ロープウェーは停止中。台風で柱が折れてしまい、その復旧中なのだとか。Hさんが懇意にしているお茶屋さんで、お茶の話を聞きながら試飲。木柵鉄観音と、金宣を1/4斤ずつ購入。

これだけでも十分楽しいのに、さらなる感激が待っていた。
「これから奥さんと合流するんだけれど、今日は寒いから温泉に行きたいって話しているんだ。一緒に温泉はどう?」
いくいく! 私も身体が凝ってきてるところですっ!
向かったのは宜蘭。アジア一長いという12.9kmのトンネルを通って、たどり着いた温泉街は、日本で言えばどこかなあ。草津

大衆池は50元。リーズナブルだけど効能はバッチリ!しっかり身体がほぐれてぽっかぽか。台湾の温泉、最高。
晩ご飯までごちそうになって、素晴らしい一日をすごした。

本日新しく覚えたことば。感謝の気持ちを伝えることば。
「感恩(ガンムン)」

Hさん、本当に感恩です!

*1:屏東の名産は、もう少し丸みのある形の、黒珍珠