原研哉デザイン展「本」

久しぶりに、昔住んでいた街、吉祥寺を訪れた。女性3人でおいしいタイ料理を食べる新年会だったのだ。ついでなので、先日、四ッ谷のポートレートギャラリーでタダ券を手に入れていた展示会を見ることに。
といっても入場料は100円。いやしかし、内容は100円では安すぎる!驚くほど中身が濃くて大満足。
私もまた、「本を作ることを仕事にしている」人間だし、武蔵美出身(原氏は先輩に当たる)。興味があって当然といえば当然。
一部の書籍やカタログ類は、実際に触って中を見られるよう展示してある。思わず時を忘れて、ページをめくってしまう。美術展のカタログは、そのデザインもさることながら、中に描かれた作品を味わう、という二重の楽しみがあるのだ。

原研哉デザイン展「本」友人、原田宗典がモノ書きだったおかげで。
 2009年1月24日(土)〜3月1日(日) (休館日1月28日、2月25日)
 Open.10:00〜19:30 入館料¥100(小学生以下、65歳以上、障害者は無料)

武蔵野市立吉祥寺美術館 東京都武蔵野市吉祥寺本町 1-8-16 FFビル7階
http://www.musashino-culture.or.jp/art/index.html


特にじっくり見てしまったのが建築家「坂茂」氏の展示会カタログ。
そう、私は坂氏の作品をこの目でみたことがあった。
グレゴリー・コルベール作品展 「ashes and snow」 の会場となった「ノマディック美術館」。
そして、国立新美術館で行われた展示、スキン+ボーンズ-1980年代以降の建築とファッション
こうやって、記憶と興味がつながっていくんだな〜。