感謝と肯定

新しい年の一日目を、沖縄の那覇で迎えた私。今年一年、心に留めておきたい言葉は「感謝」と「肯定」。

これまで私は、世の中には「感謝すべきことがら」と「感謝しなくてもよいことがら」があると思っていた。
だけどそれって違うのでは、と思うようになってきた。
私には感謝の気持ちが足りない、と感じるのだ。
「このくらいのことをするのは当たり前」と、自分に対して厳しくやってきた。そして「頑張りが足りないから、感謝される域に達していないのだ」と、「感謝すべきレベル」という物差しを使っていたのだ。
白なのか黒なのか。
ゼロから100までの間で、どの数値なのか。
だけど、感謝って、ボリュームで測るものじゃない。
目に映る色の種類がたくさんあるように、世の中には感謝したいことがたくさん存在している。それを見つけるのは楽しいこと。そう思うようになってきた。
今年は、自分自身、自分の身体にも感謝の気持ちを持って接したい。

もう一つの課題は、「自分のしてきたこと、自分が通ってきた道のりを否定しない」ということ。
たとえその時は間違いだったと思っても、それが自分の人生に必要な過程だったのだ、と認めていきたい。
「時間を戻してやり直せるとしたら、どこまで戻りたい?」
もし、そんなチャンスを与えられたとしたら?
私は、どこを「失敗した分岐点」と考えているだろう。
どんな選択をしても、決めたのは私。
それが成功だったか失敗だったかは、その選択についてきた付録。どう受け止めて料理するかが、私の腕の見せ所ではないか、と。

事件は、起こるべくして起こる。
どう受け止めるか、どう成長するのかを決めるのは、自分自身なのだ。