田舎町からウィーンへ

krems滞在の最終日。スポンサーの工場見学ツアーに便乗し、ランチの後はウィーンの空港までバスで送ってもらえることになった。
朝食の席では、ツアー参加のメンバーから、「昨日はどうした? どうやってホテルまで帰ってきた?」と声をかけられる。恥ずかしい〜。ええ、今日という今日は、途中で席を抜けたりしないで、全編通して真面目に参加させていただきますわ! ランチはガーデンテラス風のビアカフェで、伝統的なオーストリア料理をいただきますわ! ビールの店ですから、食中はもちろん「ヴァイスビアー」、食後の飲み物は、クリームたっぷりのホットコーヒー「メランジェ」をいただきますとも!


満腹になったころ、スポンサーからセミナー修了の挨拶があり、バスはウィーンの空港へ。空港からはエアポートリムジンバスで、定宿「Capricorno」へ。このホテルは、路面電車と地下鉄の駅「schwedeneplatz(シュヴェーデンプラッツ)」にほど近く、交通便利。ドナウ川に面した部屋は一面すべてが窓、しかもテラスがついている。ああ、これでインターネット常時接続ができたらいうことないんだけど。ロケーションもいいし、バスタブのあるバスルームも広いし、ハンガーは取り外せるタイプで洗濯物を干すのに便利だし。
さらに今回はリムジンバスがこの駅まで直通乗り入れしていることを発見。これまでは、シティエアターミナルでバスを降りて、地下鉄で1駅移動という手間があったのだが、便利になった。


久しぶりにウィーンに来てみると、近代的なビルは建っているし、路面電車の車両は新しいデザインになっているし、レストランやお店の様変わりも激しい。スターバックスも進出しているし、あちこちにインターネットカフェもできている! 定宿ホテルの1Fは前はマクドナルドだったのに、今は中華のファストフードチェーン「Mr Lee」になっている。建物の壁にはスプレーの落書きが増えていて、人通りも激しい。夏はハイシーズンなんだなあ。人通りがものすごく多い。しかも観光客で。kremsは標高200mほどの山ふところだったので、朝晩涼しかったけど、ウィーンはなんだか暑い。
教会の鐘の音しかしない、人通りもまばらな田舎町から移動してくると、大都会はやや息苦しく感じる。不思議なものだ。

ところでこの日の夕食は、ウィーンではじめて「観光客だからってナメられ」てしまった。なじみの店が改装中なので、知らない店に入ったら、要求した「取り皿」に対して2.5ユーロ請求されたり、(2.5ユーロあったらワインが1杯飲める)サービスチャージが加算されているのに、レシートには「サービス料は含まれていません」と赤字でスタンプが押されていたりする。うーん、これが観光地というものなのね。