一日が7時間長い日

いよいよフライト。約13時間かけて、ウィーンの空港を目指す。今回は、時間のロスがない直行便をセレクト。オーストリア航空の、あか抜けた色遣いの機内装飾に驚く。ヨーロッパの美的感覚は、派手なようでいて派手すぎず、絶妙な色遣いで心が踊る。日本では、ちょっとマネできない気がする。国民性というかなんというか。
今はサマータイムなので、時差は7時間。体にしてみると「昼間がずっと続く」感じ。夜になるのがいつもより7時間遅いのだ。機内では眠くならず、映画を見て過ごす。眠っていないと、水をたくさんのむしトイレにもしょっちゅう行くことになるんだなあ、と発見した。こういうとき、3−3−3の座席配列はちょっと不便。

さて、ウィーンには過去数回旅しているが、2003年に開通したという、CAT(空港と市街をつなぐエアポートトレイン)を知らなかったところをみると、かなり久しぶりに来たらしい。しかも今回は市街に滞在するのではなく、ウィーンから約85km西にある「Krems(クレムス)」という町に行く。空港からは定額長距離タクシーを使って約80分。電車だと2回の乗り換えを経て約90分の道のり。
たどりついたホテルは、開業3日目というピッカピカの物件。しかも外観はまるで現代美術館か大学か、という近代建築。ガラス張りの廊下にびっくり。いや〜、おしゃれすぎると、部屋の中でも落ち着かないものですな〜。これもまたいい経験ですが。「シャワーブースにドアがない部屋」として、強烈な思い出の1ページを飾ること間違いなし!

http://www.arte-hotel.at/