ドライビング・キャット

 昨日、車購入の資金繰りに青くなっていた私。チビクロの傷跡はすっかり良くなってまたカサブタになっている…とタカをくくっていたら、またこの部分がプニッとふくらんでいる。ガビガビになったウミのカサブタを再度はがしてみると、今度は赤く濁ったウミがチュルチュル〜ンと出てくるではないですか!
 まだ膿んでいたのか、きみは!
 気がついたのが夕方で、すでに診療締めきりが近づいていたため、電話で翌日の診療時間を問い合わせ。「日曜日は午前中だけやってます」とのこと。
 いやがるダーリンに車を運転してもらい、私は助手席でチビを励ます役どころに徹する。というのも、一人で運搬できなくはないのだが、不安がってピーピー鳴く猫を連れて運転するのは大変に気疲れするのだ。一人が運転、一人が看護師という分担が望ましいのである。
 昨夜、赤い血ウミをさんざん絞り出しておいたのが功を奏して、先生いわく「もう一度この傷口に薬を注入して、あとは飲み薬で大丈夫だと思うわ」。さらに「ウミを絞りだしたのね。それは大正解。よく出来たわ〜」と誉められた。
 みなさん、猫のウミはどんどん絞り出してください。
 治療が終わって支払いを済ませようとすると、洗濯ネットからするりと逃げ出したチビクロ。病院内にスタタタッと走り出てしまった。しかし、本猫も「どこへ逃げてもここは消毒臭い病院」と気がついたらしく、無事に捕獲完了。
 帰り道では洗濯アミから出してみた。

 ドライブ気分?

 でも、猫って犬ほど車を喜んでないみたい。