レゴで世界遺産

 東京で打ち合わせが入ったので、これ幸いとばかり、気になる展示会を見てこようと思う。
 なんと、レゴブロックで作った世界遺産。きゃー、ステキそう〜!

◆「PIECE of PEACE TOKYO - レゴで作った世界遺産展 Part2 -」
2月25日まで 渋谷パルコパート1 パルコファクトリー
http://www.parco-art.com/web/factory/lego0802/index.php

 一番気になるのは、インドのタージマハル。あれは建造物として非常に美しいので。
「じゃーん!」

 見てきた! よかった! 会場は2カ所あり、地下1Fは無料展示。でもやっぱり見応えがあるのは、6Fギャラリーのほう。入場料300円、パンフレット(なんと新聞タイプ。珍しい)800円。世界遺産作品は写真撮影OKなのも嬉しい。
 欲を言えば、会場をもう少し広くとって、ひとつひとつの作品を独立して鑑賞できればなおヨシ。というのも、一つの写真を撮ろうとすると、その後ろにある作品も写り混んでしまうのよ。もう少し間隔をあけて個別にライティングしてあればいいなあ。
 こんな小さなピースなのに、こんな大きな建造物を表現できるんだ! ミニサイズだけど、ちゃんとオリジナルのムードが感じられるのがいい。

 期待通り、タージマハルは美しかった。真っ白な大理石で作られたタージマハルは、朝日、夕日、または満月の夜月光で眺めるとよいという。会場内のタージは、黒い壁を背景にスポットライトを浴びており、まさに「満月の夜」。

 ほかに「いいな」と思ったのは、サグラダファミリア(スペインの聖家族教会)、やっぱり見たことがあるものには親近感を覚えるのだ。朱色が美しかった首里城と、厳島神社も好み。どうやら、白とか赤、というハッキリしたテーマカラーを持つものが、美しく仕上がるようだ。緑とか土の様子を複数の色で組合せ表現するのは今ひとつ。一色で作ったタージと、ピラミッドはシンプルな造形美を堪能できた。
 ×分の1スケール、という形で、美しい建造物を再構築するのはいいアイデア。今後も作品数を増やして、バージョンアップしつつ全国行脚してほしい。海外でやるなら、「その場で10日かけて作った」模様などをビデオ化して、並列展示するとなおヨシ。