メダイに出会う!

先日、ダーリンが川越で髪を切りにいくというので、駅ビル「アトレ」の地下魚売り場に寄ってもらうことにした。(私は仕事があるので留守番)すると、「何を買おうか?」という電話が。

「今日はね、メダイっていう魚が780円。大きいよ〜。他には、イナダとか、キンメダイとか。イカは3杯298円」

相変わらずいい品ぞろえをしている、川越アトレ地下1階。周辺では滅多にお目にかかれない「ホンビノス」という貝が手にはいるのもスゴイ。(ホンビノス、は小型の蛤ほどの大きさで、酒蒸しにすると最高においしい、身が大きくて甘みのある二枚貝

今日はどうしよう。イナダはいつでも手に入るしな。どっちかっていうとまだ食べたことのない「メダイ」のほうが気になるな。
お店の人に料理法を聞いてもらうと「刺身や煮付け」に良いという。うん、酒飲みの夕食には心強い魚だな。さっそく、インターネットでメダイの調理法を検索。

さて、買ってきてもらったメダイをみてビックリ。鯛の仲間というよりは、スズキとかエボダイの仲間らしい。頭と目が大きくて、体長は40センチもある。大きい。鱗をこそげて包丁を入れ、骨を残して半身を取る。
サクを作って刺身にしようと思ったら、ものすごく身が多い。そこで半身の半分は、皮付きの状態でたれにつけて[幽庵焼き」に。

初日は、皮なしの刺身と、ゆずを添えた幽庵焼き(醤油・みりん・酒につけてから焼く)。

これが実に美味。こんな魚食べたことなかった!
鯛よりももっと身に甘みがある。刺身だと口の中でその脂がとろける! 包丁で切るときから脂分を感じるんだけど、食べるとそれがふわっと甘みに変わるのよ〜。

もちろん、この脂分は、火を通すとさらにふっくら、むっちりした食感に変化。すばらしい。

翌日は、残る半身をカブト似(頭としっぽと中骨部分のみを甘辛く煮付け)、皮霜造りのお刺身(皮を残して、お湯をかけたのち氷水で引き締める手法。鯛の刺身によく見られる)、皮を残して粉をつけムニエルも作ってみた。

どれもおいしい〜。超ごちそう〜!
皮をつけたまま料理した方が、よりうまみが強調されるようだ。
次回手に入ったら、酒蒸しとか、潮汁にも挑戦してみたい。骨が少なくてさばきやすいのもありがたい特徴。

新しいものに挑戦するって、楽しい〜。おいしい発見に大喜びでした。