猫の運命
さかのぼること10日前、動物病院で里親募集をしていた美人の子猫。
我が家で飼えない理由は2つあった。
- 「先住猫と上手くいかないかもしれない」。
タダでさえ、カッチー(7歳♀)は、チビクロ(4歳♂)が大嫌いで、ちょっかいを出されては、シャー!と怒りまくっているのだ。2匹にとって新顔がストレス源になってしまったら恐ろしい。
- 「年末年始に留守にする」。
9日間におよぶ台湾旅行を予定しているので、その間、大人猫と一緒に留守番させるのは無理。子猫用フードは、栄養満点なので大人猫が食べると肥満になる。それに、アライグマ侵入対策として、猫ドアは高い位置につけてある。もし、子猫がこの窓から外にでてしまったら、自力で部屋に戻ることはできないのだ。
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だから、千葉でペット可物件に暮らしているサーファー、友人Aに飼ってもらう予定にしていた。
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ところが事情が変わってきた。
チビクロが、子猫と遊ぶようになってきたのだ。とっくみあいの相撲をしながら、ときどきペロペロ。仲良くなっているではないか!
母から放れて寂しい子猫のほうも、黒あんちゃんにドカンとぶつかって甘えているのが楽しそう。
カッチーは相変わらず「誰この子!ちょっとは私に遠慮しなさいよ、シャー!」てな感じだが、それでも、チビクロの攻撃が自分に向かなくなったのは、平和なことととらえているらしい。
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あまりのかわゆさに「ウチの子にしたい」というエゴに勝てず。
ついに、友人Aに断りを入れるはめに……。
すまん!Aちゃん!ゆるせ!
君の家には、子猫2匹(きょうだいで仲良し)を探してくるけん!勘弁して!
amazonから届いたばかりの新刊「くるねこ3」を手に、誓いを立てる私であった。
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ちなみに、この猫(美美・メイメイ)を「この家で暮らしたほうが幸せだよ。猫同士で仲良くしているんだから離ればなれにするのは可哀想」と主張しているのは、「猫追加には大反対」であった、ダーリンである。
そういう人だと、わかっていた。わかっていたはずなのに。
人にあげる約束をするなんて、私のバカ。
ダーリンは、お正月休みの間、子猫を預かってくれる先を捜しているところである。
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