新しい手帳

 ここ数年、4月始まりの手帳を使っている。今年もそろそろ新しいものを探さねば、と思っていたところへ、面白い手帳と出会った。その名も「ワーク・ライフ バランス手帳」。この手帳を使えば「仕事とプライベートの用事を、一覧にして視覚的にとらえることができる。それによって、時間の使い方が上手になる」という。
 数日前に、友人A宅で「勝間和代のインディペンデントな生き方ガイド」を読んで「ほーーー」と目から鱗が落ちることしきり。さっそく、「私にはできないけど、彼女にはできていること」を試してみたくなった。幸い、勝間さんは「どうやったらそれができるようになるか、経験に基づいてわかりやすく人に教える」ことができる人。彼女が監修した手帳を使ってみれば、時間管理がヘタな私でも、すんごく成長できそうな予感がする!
 速攻でアマゾンから取り寄せ、3月の後半から書き込みを始めた。
 まず気になったのが、書き込み用紙のデザイン。
 月単位、週単位ともに、これまで私が使ってきたものと全く違う。
 タテヨコを表形式にスパッと切り分けていて、連続的。カレンダー型とは異なる日時の配置になっている。
 最初は「つかいにくい」とか「曜日の感覚がわからなくてやりにくい」と思ったのだが、途中から「むむ、これは大変に合理的な頭の使い方ができる!」と気がついた。
 一番関心したのは、月間スケジュール。ワークで4種、ライフで3種の項目があって、並行して予定を書き込めるのだ。縦は日にちで31行、横はこの7種の用件+to DOリスト、の8項目になっている。
 私は今、2種類の雑誌の仕事と、旅関係の仕事(台湾ホームステイや、旅行作家協会経由)の仕事が不定期に発生している。それぞれ3項目はこれでうまる。ワークのもう一つは「Money」として、カードの支払いや原稿料の振り込み予定を書くことにした。
 ライフ面では、自分のこと、同居のダーリン&実家で2つ。あとの1つは、田舎暮らしでの地元の用件を書くことに。
 横軸を見れば、一日うちの7種類の用件が一望できる。これ、いいわ。
 これまでは、日〜土まで、4〜5週間を1枚に描いたカレンダーで、大まかな予定を立てていた。しかし、こっちの縦軸・横軸の方が、広い意味でスケジュールの調整がしやすい。
 「この手帳の使い方に慣れてくると、時間管理の効率が20〜30%向上します」と著者は言うが、まさにそんな感じ。ワーキングマザーとして「限られた時間を有効に使う」ことに尽力してきた人が言うのだから、実績はお墨付き。
 今年は、この新しい手帳で、よりよい時間管理に挑戦してみるわっ!