屏東で白龍に出会う


今年4月に屏東を訊ねたとき、私は「前世占い」と呼ばれるセッションを受けた。
正確に言うとそれは占いではない。その女性は「見える」のだ。目に見えないものが。
私が受けたのは「イメージワーク」と呼ぶのがふさわしいもの。心の中にわだかまっていたものを水に流し、心を癒すのだ。
そして、瞑想のワークをしてもらった。
私は、自分の中に白く輝く「龍」があることを知った。白龍(パイロン)は、私の分身であり、私の魂の一部が具現化したもの。
「白龍は暴れん坊で、いったん飛び出したらなかなか帰ってこないから、ちゃんと自分の処に呼び戻すんですよ」とアドバイスをもらう。確かに龍は巨大で、山脈の上を悠々と飛び回るようなサイズ。

あの日私の中で、白龍が生まれた。以来、私は龍の存在を意識しながら暮らしている。
具体的にはどうつきあっているか。
ビックリするようなことがあったとき、爆発的な自己嫌悪に捕らわれたとき、頭のてっぺんから龍がズビュッと飛び出し、上空を暴れ回るのである。
大人の女としては、人前で激しく動揺することは避けたい。また、仕事の失敗についても、冷静に受け止めて対処する必要がある。
だけど、心は暴れる。その暴れたい衝動を、白龍に担当してもらっているのだ。
白龍は、野生そのもの。感じたままに動く。
だからこそ安心して心を預けることができる。
空を飛び回った白龍が、気が済んで私の中に戻ってくると、心身ともに落ち着きを取りもどすことができる。

白龍のおかげで、生きることが楽になってきた。
飛行機で乗り物酔いしそうなときも、便利。白龍だけを、飛行機の外に放すのだ。悠々と雲の上をうねるように飛ぶ白龍に、自分の意識を添わせると、体の不快感が消えていく。不安感もね。
本当に、素晴らしいイメージワークだった。

また、あの先生に会いたいなあ。

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飛魚散歩族(はにわきみこ&有川真由美)