デトックス・フード

2週間の海外出張から戻って、気がついたことがある。
欧州での食事ではどうしてもお通じが良くなかったのだが、帰国したとたん、劇的に改善。ものすごくお通じが良くなっているのである。便秘体質改善でいろいろ試していた時期より、さらによい。
いったい何が違うのか。
考えてみても、思い当たるフシはこれしかない。

「長岡式酵素玄米」

父は、昨年のがん治療で胃をすべて取っている。そんな父と、乳がん治療から5年が経過した母。
二人のためにいいだろう、と説明会に参加して食生活に導入したのが「酵素玄米」なのだ。
玄米は身体にいい、とわかっていても消化しにくいのが難点。しかし、酵素玄米は発酵という過程があるので「消化がよい」のだ。だったら、胃がない人にもいいはず、と考えた。
もちろん、元気な人が食べてもいい。

たしかにハードルは高い。初期導入費用がかかるのだ。
圧力鍋と業務用保温ジャー、玄米と小豆、塩・味噌・麹漬けの元などがセットになって、8万円弱。
そして、作り方を教わってから取りかかる。
一度に一升(10合)作る、というのも大変といえば大変。

だが、食べ始めてみたら、おいしい。
私に酵素玄米を勧めてくれたSさんは「タイ北部の主食の餅米、カオニャオに似てるの」と教えてくれた。
食感はもっちり。色はお赤飯のように赤紫(小豆の色が出る)。
ちょうど、埼玉の家に両親が滞在している時期だったので、道具は埼玉に送ってもらった。
一緒に食べるようになって「意外に美味しいなあ」と感激。
食べ飽きることがない、まさに「主食」。
具だくさんのみそ汁と、麹でもんだキュウリ・なすがちょこっとあれば満足できる。
こ、これはいったいどういうこと?
いろんなものが食べたい、食への探求心はどこへ???

おそらく、酵素玄米は「基本的な食」の部分なのだと思う。
私はお酒を飲むので、晩ご飯にはいろいろなつまみが食べたい。
だけど、ごちそうつづきでは疲れる。たまにはホッとするご飯が食べたいと思う。
海外出張でもまさにそうだ。
その「ホッとするご飯」にぴったりな、「基本的な食」なのだ。
地味だけど美味しい。それにお通じが劇的によくなっている。
これは!! デトックス・フードだ。

今、酵素玄米の道具は、実家の我孫子にある。(父母のために導入したのだから当然だ)
そして私は「自分用に一式欲しい」と思い始めているのである。
玄米炊き機能のついた炊飯器で、「うそっこ酵素玄米」を作っているのだが、これでは満足できない。
本物が、食べた〜い!
このマイブームはいつまで続くのだろうか。
我ながらちょっと見物だわ、と思っている今日この頃である。
(だって「玄米食」は定着したから。酵素玄米ライフが定着する可能性はある)

なお「へー、酵素玄米ってどういう食べ物?」と思った人には、カフェでの外食をお勧めする。
長岡式酵素玄米の指導者、新井さんの娘さんが川越のカフェのメニューに採用しているのだ。

ライトニングカフェ
http://www.lightning-cafe.com/

埼玉県川越市幸町15-2-2F
Tel : 049-225-4776  
営業時間 11:00~19:00 L.O 18:30
定休日 水曜日( 祭日は営業 )

文芸春秋「本の話」

文芸春秋が発行している小冊子「本の話」

に、私の書いた本
「親ががんだとわかったら」について著者が語る記事が掲載されています。
この内容はインターネット上で読むことができるんです。こちらからどうぞ。


「本の話」2010年9月号 (自著を語る〉

家族のピンチを乗り越える、がん看病の副読本

(はにわきみこ)

この本は、タイトルを読んで字のごとく。
もしもあなたの親が「がん」だとわかったら、子どもの立場でできることは何か、すんなりわかる書籍です。
手配すべきは病院のことだけじゃない。
家族がどう力をあわせていくのか、多角的に紹介。
暗くならずに読めます。安心してページをめくってください。

なお、食道がん胃がんの大手術を受けた父は、2010年9月現在、元気に過ごしています。必ずしも「がん=死」ではない。そういう例を知って、希望を持ってほしいのです。

困ったときに手にとってみてください。

家族目線のがん治療体験記 親ががんだとわかったら

家族目線のがん治療体験記 親ががんだとわかったら

競馬場を借り切って

オーストリア、ウィーンに本拠地を置く分析機器メーカー。
ここは年1回、世界中のディーラーを集めて勉強会を開催しているのだが、毎回、驚きのイベントを用意している。
今回は、温泉保養地BADENにある競馬場を借り切って「模擬レース」をするという。一般人が乗れるよう、プロの騎手と2人組み。直接馬に乗るのではなく、馬車を引くスタイル。
Trotting race と呼ぶらしい。JRAに7年間もの間貯金を続けてきた私だが、勉強不足にもこういったレースの存在は知らなかった。
しかし。
主催者側が「女性はぜひ、ロイヤルアスコットハットをお持ちください」と連絡してきている。つまりは、派手でおしゃれな格好をして、イベントを盛り上げてくれということに違いない。

残念ながら私は帽子デザイナー渾身の作、という帽子のもちあわせはない。せめておしゃれをしていこうと、インドサリー姿で参戦。
当日は霧雨で肌寒かったが、模擬レースはエキサイティング!
広くて緑の美しい競馬場、汗が光る馬。すごい、すごすぎるイベント企画ではないか。

夕方から3レースを行い、終了後はクラブハウスでブッフェディナー。
サリー姿では浮くかなあと心配していたが、逆にウケがいい。
一緒に写真を撮ってほしいといわれたり、インド人のディーラーに気に入られたり。
世界の同業者と横のつながりを作るのが、私の役どころ。男性にはできないことを担当しているのである。幸いにも私はお祭り好き、パーティ好きの「七赤金星」の生まれ。セールスミーティングへの参加は成功といえる。
第3レースに出走したわが相方は、見事に一位。トロフィーと副賞のシャンパンをいただいた。


さて、留守の間、埼玉の家には父母が留守番に来てくれている。
今回は、父・母・妹の携帯メールに、パソコンのメールから「つぶやき」を送信。母から返事のメールが届くのがうれしい喜びでなのであった。

BADEN街歩き

時差の関係で5時に起床。
BADENの朝の空気はひんやり。オーストリアはすでに秋の始まり。会議の準備にやってきたメーカーの担当者いわく「Summer is Over」。

この温泉保養地には、ツーリストが気軽に立ち寄れる温泉施設が二つある。
ひとつは、Romertermebaden(レーマーテルメバーデン)という屋内プール施設。

もうひとつは、人工海浜をもつ野外温泉プール、Thermal strandbad。野外というだけあって、営業は期間限定、5〜9月中旬。本来ならば、今はまだ営業期間内のはず。しかし、いくら温水プールとはいえこの気温では唇が紫になることは必至。いくなら屋内タイプか。いやまて、今滞在中のホテルには、滞在客ならば無料で使える温泉プールがある。まずはここから試してみるのが妥当というもの。
幸い、街中を散策中に水着を売っている店を発見、かなり手ごろなお値段で相方の水着を入手できた。ああ、よかった。

ふりかえれば、海外旅行中に温泉を訪ねたことが何回かある。
景色のよさに感激したのが、目の前に山を望むスイスの温泉地、ロイカーバード。
泉質のよさがうれしいのは、温泉天国の台湾。体があたたまる新北投温泉、プールが楽しい南部の四重渓温泉、肌がすべすべになる泥温泉の関子嶺温泉。

父母のがん療養生活に取り入れたいのは「温泉」。日本での温泉研究もいいけれど、海外転地療養としての温泉も検討している私なのである。フライト時間の長さを考えたら、父母にとって一番魅力なのは、台湾での温泉めぐり、という結論になりそうだ。

温泉保養地の宮殿ホテル

VIENAの空港から車で約30分、温泉の町「BADEN(バーデン)」に来ている。
宮殿を改装したホテルで、相方のセールスミーティングが行われるのである。
ウィーンにあるこのメーカーは年に1回、世界中のディーラーを集めてセールスミーティングを行う。その会場には、オーストリア景勝地が選ばれ、何度足を運んでも飽きない工夫がされているのだ。私もこういう企画を立てる側に回ってみたいなあ。意外性があって満足度が高い観光プランをを立てるのが大好きなのだ。
さて今回のホテル。

BADENの中心部に程近く、フィットネスセンター、スパなどを備えた大型ホテル。宮殿を改装したもので、各部屋には番号だけでなく、音楽家の名前がついている。私の泊まる部屋は114号室、WOLFGANG AMADEUS MOZART そう、モーツァルトの部屋。わーお。

建物はカタカナの「ロ」とアルファベットの「L」を組み合わせたような形状。中庭をはさんで立てられているので、どの部屋・どの廊下からも緑が見えるし、明かりが差し込む。

連日35度を越える日本での猛暑とはうらはらに、ここは北海道のような涼しさ。朝晩はかなり冷え込む。持ってきた服では寒さ対策が万全ではないかも。昨夜、近所を散歩していたら、みんなうすでのコートを羽織っていた!長袖のカットソー1枚では寒い。風邪に注意だ。
明日は館内のプールやサウナに挑戦してみたい。

GRAND HOTEL SAUERHOF
http://www.sauerhof.at/

9/6-19海外出張

本日より2週間、海外出張に出ます。
連絡はメールでお願いします。
私の携帯はまだ海外では利用できないタイプなのです。
通信環境がよければ、Twitterでつぶやいていく予定です。

「親ががんだとわかったら」
書評で取り上げてくださる、というお話が来ています。
実際に親ががんだとわかった瞬間には、この本がとても必要だと思う。
でも読み終わったときに感想を書き込むほど、心の余裕がないであろうこともよくわかる。
だからまずは、この本の存在を知って欲しいのです。
いざというときに思い出せるように。
家族目線のがん治療体験記 親ががんだとわかったら

『家族目線のがん治療体験記 親ががんだとわかったら』はにわ きみこ | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
親ががんだとわかったら


家族目線のがん治療体験記
はにわ きみこ・著


病気を知ったその日から「何をするべきか」がわかる本





「患者の家族」目線で書いた、明るく読めて役に立つ、実例に基づいた闘病記。治療法の検討、精神的サポートなどノウハウが満載

8/31毎日新聞・文春広告〜


展示会の準備で、千葉中央駅直結「ホテル京成ミラマーレ」に宿泊。
コンビニで、毎日新聞をゲット。
文芸春秋の広告欄、発見〜。
「親ががんだとわかったら」の姿も!
大田垣晴子さんの「女は原石なのよ」(私の本棚にも著作どっさり。女磨きレポートに興味津々)と、女性だてらに自衛隊に入隊した岡田真理さんの「いざ志願!おひとりさま自衛隊」の間に挟まれている。

むむ?この3作品には「アラフォー女性の挑戦」という共通点が。

「親ががんだとわかったら」。
突然、病気が判明したら誰だって動揺する。困る。悲しくなる。どうしていいかわからなくなる。そんなとき、ちょっとだけ先輩の立場で「大丈夫。ひとつひとつ取り組んでいけばいい」と励ましたい。
そんな気持ちで書いた本。
たくさんの人の元に届きますように!

ちなみに、広告でのならびは、こう。
30代からの女磨き 女は原石なのよ家族目線のがん治療体験記 親ががんだとわかったらいざ志願! おひとりさま自衛隊